top of page
73dc51d1-4cf4-4383-bb4a-9e0b39f720ea.png

 ​創業理由

一定期間ご家族で海外生活をされている方は数多くいらっしゃいます。小さいお子さまがご一緒のご家庭もあり、日本に帰国されたあとについて不安をお持ちの方も多いことでしょう。

私は、大学、大学院で教育学を学び、その後帰国子女の受入を主要なテーマとしている小学校やインターナショナルスクールに勤務し、帰国子女教育に取り組んでまいりました。それまで生活した国や生活環境の違いなどによって、児童はそれぞれさまざまな課題を持って帰国します。特に就学前に海外で過ごし小学校低学年までに帰国する児童に共通する課題は、日本に馴染むということです。自然や社会生活などの環境の違いや日本語でのコミュニケーションの仕方、話し言葉と書き言葉などの違いにとまどう姿が多く見受けられます。帰国子女は、日本にいてはできない生活や外国語の学びを経験しているという強みを持っています。その経験をいかしつつ成長すれば、将来さまざまな分野で活躍する人材に育っていくことが期待されます。

私ごとですが、私どもにも未就学の子どもがおります。シンガポールに来て、小学校就学前の子どもが年齢相応に正しい日本語や日本の自然や文化について学ぶ素材があまりないことに気づきました。

こうした中で、このプロジェクトは就学前に海外に居住しているお子さま向けに、日本や日本語についての学習素材の提供を目的としています。就学前のお子さまには手助けが必要です。保護者の皆さまがお子さまとご一緒にご活用頂きやすくし、サポート体制も充実させて行きたいと考えております。

「まいふぁーすとしんぶん」は「新聞」と言うネーミングで提供いたします。読むことを前提に正しい日本語を使い、幅広い分野を取り上げ、定期的に提供される新聞の特性を念頭においています。

インターネット時代になり若者の活字離れが問題になっていますが、幼児期から物を読む習慣を身につけることが大切だと思います。

なお、同じ内容の英語版と中国語版も提供いたします。こちらでの生活は現地の方々とのコミュニケーションに英語や中国語を使うことが日常的です。同内容の外国語版はそうした場面でも活用頂くことが出来るものと考えております。記事の中には日本とシンガポールの対比の視点も取り入れてまいります。

また、人々の国際間移動がこれまでにも増して増加しております。私は豊富な勤務経験において、日本で生活する外国人子女の教育にも多く関わってきました。こちらについても外国語と日本語両方で提供される日本についての教材が少ないと感じております。英語版、中国語版は、日本に関心を持ち、あるいは日本で生活されている、あるいは予定されている日本人以外のご家庭でもご活用頂けるのではないかと考えております。

インターネットが充実している今日、動画を通じた情報にもアクセスが容易になり、学習機会も増加しています。一方で想像力を養うことも大切で、活字を読むことにはその役割も期待されています。イラストにも想像力を育む大きな効果があると思います。「まいふぁーすとしんぶん」は、充実した挿絵を豊富にして対応しています。

 

Ø 山本剛久略歴

東京学芸大学教育学部附属世田谷小学校・中学校・高等学校、早稲田大学教育学部卒業。東京学芸大学大学院教育研究科修士課程終了

東京学芸大学教育学部附属大泉小学校、大田区立池上第二小学校教諭ほか

東京学芸大学先端教育人材育成推進機構(?)研究員[現]

 

グローバル人材育成のためのカリキュラム開発、日本語教育、IB 教育、金融教育、主権者教育、AI の教育活用の研究などにも取り組んできております。

bottom of page